株式会社アーバンリサーチは、エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社(大阪市北区、荒木直也社長、以下、H2O)が100％出資する子会社で千里中央公園再整備における公園活性化事業を手がける千里中央公園パークマネジメント株式会社(大阪市北区、杉本良平社長)の株式を一部譲受、合弁会社化へ参画いたしました。譲渡先企業は、当社を含む、同事業で協業する 株式会社ローソン、株式会社乃村工藝社、株式会社オペレーションファクトリー、スタイレム瀧定大阪株式会社の5社です。

1. 合弁会社化の経緯と目的

2022年4月の事業開始以来、参画企業各社とさまざまな形で協業を重ね、2023年3月には千里中央公園の活動拠点「1OOORE SCENES (センリシーンズ)」をオープン。以降の週末および夏休み期間には、さまざまなイベントやワークショップを開催しました。これらの取り組みを通じ、参画企業各社との間で、地域活性化に向けた連携と協業をさらに強く推進していくという機運が高まり、合弁会社化参画へと至りました。
今回の合弁会社化を通じ、H2Oの公園常駐スタッフ(パークコミュニケーター)が深耕している地域住民との関係性と、参画企業各社の持つさまざまな分野のノウハウをかけあわせ、各社のシナジーを最大化させる体制を構築いたします。これにより、新しい形の公園運営モデルの構築と地域の「絆」を深めることを目指して参ります。

2. 合弁会社の概要

名称 千里中央公園パークマネジメント株式会社
所在地 大阪市北区梅田1丁目13番1号
代表者 杉本 良平
事業内容 公園の施設管理事業及び活性化事業
設立年月日 2023年2月1日

出資比率及び各社の概要

【H2Oのサステナビリティ経営方針について】

H2Oグループは、「地域住民への生活モデルの提供を通して、地域社会になくてはならない存在であり続けること」を企業の基本理念としており、地域のみなさまとのつながりは、グループにとって大切な財産です。地域社会から多くの恩恵を受けることで、私たちは成長してきました。
サステナビリティ経営の推進にあたって、3つの重点テーマ(地域の「絆」を深める、地域の「子どもたち」を育む、豊かな「地域の自然」を守り、引き継ぐ)と、2つの基本テーマ(お客様・ステークホルダーからの「信頼」に応える、従業員の「働きがい」を高める)をグループの重要課題(マテリアリティ)と位置づけております。

【今後の千里中央公園でのイベント等スケジュール】

11月12日 「大健康チャリティーウオークin千里中央公園」 (報知新聞社主催)
11月19日 「１OOORE 秋の文化祭」 子どもたちの創造・発見につながる各種ワークショップが一堂に会します。千里中央公園パートナーズおよび協力企業各社が約10個のコンテンツをご用意します。

【プロジェクトの概要】

「千里中央公園再整備にかかる活性化事業」は、2021年11月26日、「千里中央公園パートナーズ」が事業候補者に選定されました。H2Oが代表を務め、株式会社ローソン(1975年日本1号店を豊中市に出店)と、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)関西支店が、構成企業として参画しています。さらに、協力会社8社と連携して取り組んでいます。
事業コンセプトは、「PLAY 1OOORE SCENES (プレイセンリシーンズ)」。人と人とが繋がり、地域住民が公園づくりに参加でき(Open)、地域住民の日常生活に寄り添った、毎日足を運びたくなるような公園をめざし(Ordinary)、豊かな自然をそのままに、いまあるものを活用した(Organic)施設を設置、運営しています。
2023年10月には、地域住民と取り組む活性化事業が評価され「第39回都市公園等コンクール」で「審査委員会特別賞」を、さらに、公園の活動拠点「1OOORE SCENES」が既存施設のリノベーションである点や公園の自然と一体となったデザインが評価され、「第12回みどりのまちづくり賞」では「花博協会長賞」を受賞しました。